ベトナムのスイーツといえば、「チェー」が代表的です。温かいチェーは冬によく食べられており、例えるならば「ぜんざい」。
また夏場に氷を入れて食べる冷たいチェーは、近いところでいえば「みつ豆」です。
今日ご紹介するのは、「みつ豆」に近いパターンのチェーですが豆は入っていません。
チェーの定義は現在かなり幅広い気がしますが、言わば“甘いものを色々とミックスして食べるデザート”です。主に、寒天・あんこ・芋・煮詰めた果物が伝統的です。
私はベトナムのプリン(北部:Caramen・南部:Banh Flan)が好きなので、できるだけプリン入りを頼みます。
しっかり傾いていますが、これは底に色々と入っているからです。
まずベースはココナッツミルク。透明の液体であるココナッツウォーターではなく、皮の内側の白い果肉を絞って甘くしたものです。
そして下には色とりどりのゼリー(Thach)が入っています。なのでこのチェーのネーミングは、「カラメン・タッ・コッ・ズア:Caramen thach cot dua」といいます。
この黒いのは仙草ゼリーという東南アジアでよく食べられている薬草ゼリーです。味は香港のほど濃くないと思います。タピオカミルクティーにもよく入っています。
本来はここに砕いた氷をかけてたべると甘さが緩和されて涼し気なジュースに変化していくんですが、私はこの濃厚な甘みを最後まで受け止めきります。そして歩道のお茶の店で渋い蓮茶を飲みたい派です。
これはプリンを注文した意地ですね。あんこや白玉が入ってる場合ならカキ氷のように素直に薄めて食べられるんですが、プリンに氷は個人的に美味しさ半減だと思います。
糖尿病になりたくない方は氷を混ぜてゆっくりよく噛んでお召し上がりください。
(よめ)
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