どうなの⁉夫婦でベトナム移住って

異国で住む・働く・遊ぶ。夫婦でつづる旅と日常の間。実験的日本脱出記&雑記

東南アジアの路上屋台ってぶっちゃけどれだけ儲かるの? 計算してみた

ベトナム路上に見る街場の経済学

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東南アジアと言えば、こういう光景を真っ先にイメージされる方も多いと思います。

路上でプラスチックのテーブルと椅子を設けて、ジュースや菓子を提供するスタイル。

既製品を買ってきて、道端で売る。何の努力も工夫もないこの商売、おばちゃんの暇つぶしでやってるのだろうと思ってましたが、それでもどれだけの売り上げがあるのか少し興味がありました。

 

週末ベトナム人の友だちとCat Ba島に旅行に行ったので、フェリーの待ち時間に茶店で、少し突っ込んで聞いてみました。

※サンプル二人。ハノイとハイフォン出身者。

 

ベトナム語では、こういうお店のことをQuan Tra Daと言います。Quan=店、Tra=お茶、Da=氷。「冷たいお茶の店」となります。茶店(ちゃみせ)ですね。

 

仕入

お水のペットボトルが10,000VNDベトナムドン(約50円)。日本と比べても安いので、儲けは少ないだろうなと思っていたのですが、こういうところは問屋で2500VND、1/4の価格で調達しているそうです。ベトナム人は、4倍ですよ!と声を荒げていましたが、日本人の感覚からすると、30円ほどの利益と聞いて、それでも安いなと思ってしまいます。

 

売上

いつも、こういう店をタクシーの車窓から見る限り、売り子のおばちゃんは魂が抜かれたようにぼーとしてるので、人も来ないんだろうなと思ってましたが、聞いてみると意外にも1日500,000VND(約2500円)くらいになるようです。500,000VNDと言えば、最高額紙幣。体感10,000円くらいの価値がある額。驚きです。

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朝から晩までやっているので、10時間とすると、1時間あたり250円。それくらいかと思う妥当な額ですが、意外といい数字です。

 

利益

それが30日だと、15,000,000VND(約75,000円)。

仕入れを定価の1/3として計算すると、5,000,000VND(約25,000円)。

警察への「不法占拠だけど、許してね」のショバ代が月額200,000VND(約1,000円)。

締めて15,000,000VND-5,200,000VND=9,800,000VND(約50,000円)也。

マジか。。。

2017年の法定最低賃金が3,750,000VND(約19,000円)。
大卒の初任給でも大体30,000円程度なのを考えると、おばちゃんやります。

学歴不問、スキルなしでも、十分に、いやとても稼げると言っていいでしょう。

 

新規出店をご検討される方へ

好立地はすでに抑えられているので、新規出店は難しいかもしれません。ただ、ベトナムは建設ラッシュの真っ最中。人の動線は次々と書き換えられている点を考慮すると、まだ検討の余地はあるかもしれません。

とはいえ、道路の不法占拠、警察へのワイロ、脱税、ライセンス未届けなどなど、ベトナムの発展途上のおおらかさが許容している商売なので、この記事を読んで参入を考えられる方は、くれぐれも自己責任でお願いします。

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茶店のお客に営業する靴磨きおじさん。10,000VND(約50円)。お店の周りには、果物や揚げ物などの売り子も集まってきます。こうして市場がつくられる。

 

(おっと)