どうなの⁉夫婦でベトナム移住って

異国で住む・働く・遊ぶ・育てる。家族でつづる旅と日常の間。実験的日本脱出記&雑記

2018年からベトナムで働く外国人にも社会保険制度がスタートしました! ~ベトナムの手厚い産休制度~

ベトナムの制度について簡単なまとめです。

私は今まで使えるか分からない保障のために給料から天引きされる額は少ない方がいいと考えていました。しかし、外国人向けの制度が変更されています。

ここでは私が今回の出産で取得した産休制度について説明いたします。

 

私はベトナム就活時代、産休取得を条件としていたため多くの企業に断られました。(私が社長でも履歴書ではねると思いますが。。)運よく拾ってくれたのが今の会社でした。

外国人(在ベトナム日本人)も社会保険加入へ

 あまり給与明細の中身を総務スタッフに突っ込んで聞いてもクリアな回答がない場合が多いでしょう。なぜなら全ての外国人社員が入っていなかったからではないでしょうか?使えない公立病院のための医療保険より民間の保険会社に頼りたいですよね。しかしこれからは給与天引きされているはずですし、もしも今後女性外国人社員が増えた場合に課題となってくる産休問題は知っておくべきです。取得側(現地採用女性社員)も採用側(駐在員)も。

 

ベトナムの産休は日本より短くアジアでは長い、復帰後時短勤務も!

今、復帰の目途が立ってみても日本に比べて短いなぁと実感しています。日本では1年未満で復帰する人は「早いね」と驚かれると思いますが、こちらでは7か月目にまだ復帰できなさそうだと「遅いね」と言われるプレッシャーがあります。

ちなみに、復帰後は1時間の時短勤務が認められ、さらに社内で搾乳することも認められています。昼休みに自宅へ授乳しに帰ることもできます。表向きは7時間勤務ですがベトナム人の場合実質労働は6時間くらいの人もいます。

 

そもそもおいくら万ドン?

ベトナム人社員の場合、基本給の30%が国の社会保険から、残りは企業努力で様々な支払いパターンがあるようです。しかし、ニュースでも色々な法律事務所の記載でも「6か月間給与100%」という説明が多いです。

日本で60~50%を一年と考えると、ベトナムで100%だとトータルは似たようなものかもしれません。しかし給与額が全然ちがいますけどね。。。

ただしベトナム企業ではその会社負担分の割合はバラバラで、出産適齢期あたりの女性社員は給与額面だけでなく福利厚生の充実した企業を選ぶ傾向があるようです。 

ここまで書くと、けっこう悪くない!ベトナムの産休制度と思われるかもしれません。しかし基本給の設定そのものがビックリとい会社もあるかもしれませんので人事や経理にしっかり確認しておきましょう。確認しても銀行に振り込まれるまで確証はないようなもんですが。。。

額面で計算していたら、想定してたより手当が低かったという可能性が高いです。

 

外国人社員はいつから適用? 妊娠があと6か月遅ければ・・・

私の場合、会社で初の外国人現地採用社員への産休対応ということで、社長も総務のスタッフも日本人駐在員も見解がバラバラで、ベトナム人の人事スタッフの説明も二転三転して最終的な書面をもらうまで金額は不明でしたが、会社からもらえた回答は、
「外国人の社会保険加入は2018年1月1日から。しかし出産給付を受給する権利は加入から6か月後以降の妊婦のみ。」です。

今回、私の出産予定時期が1月上旬で、法制度改正と同時期になります。そのため、加入から6か月後以降の妊婦に該当しません。(※2018年7月以降に出産していれば対象)将来2人目の産休があればこれに該当するでしょう。。。という上司からのコメントでした。(2回目の産休もアリだよと言ってくれる会社側には本当に感謝です。でも雇用契約更新とは別です。そこはドライです。)

 

産休取得より仕事復帰が超難関!

そしてさらに問題なのは復帰です。仕事に復帰する前提で取得するのが産休ですので、会社によっては一度もらった手当を会社に返金せよ!という契約もあるかもしれません。ベトナム人は周りに多くの親戚がおり、若いジジババや母語で何でも依頼できるお手伝いさんが探しやすいのです。日本人にとってはどれも難しい事です。

そのためには、出産前からベビーシッター探しについてアンテナを張りましょう。もちろん現地には婦人会・べビーの会・プレママ会など様々なコミュニティで皆さん助け合っています。

それ以外にも方法がありますので、その続きはこちら↓から。

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帰越時にパニクって買い過ぎた離乳食。6か月からの仕事復帰を想定し、できるだけ家事をさぼろうと民族大移動のような荷物になった。。。

 

 (よめ)

 

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