どうなの⁉夫婦でベトナム移住って

異国で住む・働く・遊ぶ・育てる。家族でつづる旅と日常の間。実験的日本脱出記&雑記

ベトナムの産婦人科、海外での妊婦生活 ⑤胎児ドッグ(胎児超音波検査)と出生前診断(血清マーカー:ダブルテスト)

 このシリーズは、ベトナムハノイで妊娠が発覚してから日本で出産し、またベトナムへ赤ちゃんを連れて帰るまでの記録です。日本とベトナムを行き来するママさん・プレママさんの参考となれば幸いです。

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前回の記事↑で記述した超音波検査や出生前診断について、もう少し掘り下げて書いてみたいと思います。

その他、妊娠12週目に超音波による胎児の精密検査や染色体異常の血液検査を受けることができました。(これはダブルテストと呼ばれ、遺伝子を調べる検査です)

 

胎児ドッグ(胎児超音波検査)とは

胎児ドックとは | genetech.co.jp

日本では通常3回行うようです。(10~13週、18~20週、28~31週)私がビンメッククリニックからビンメック総合病院に変更させられたのは、ちょうどこの1回目にあたる12週の時でした。クリニックは着床や心音確認以上はせず、婦人科や小児科のような役割みたいです。調べる項目は下記の通り。思わず技師さんと一緒に画面に食い入るように見てしまいます。通訳さんも逐次通訳してくれますので安心です。

全身の形態、脳や顔の構造、大まかな心臓の構造、腹部、膀胱、臍帯、四肢の確認など

 
母体血清マーカー試験とは?

これは、妊婦さんから20mlの血液を採取し、血液中の成分を調べることで、赤ちゃんが21トリソミー・18トリソミー・神経管閉鎖不全症であるかどうかの可能性を検査するそうです。(トリソミー:染色体が3本ある、21:ダウン症候群、18:エドワーズ症候群)

母体血清マーカー試験にはトリプルマーカー試験やダブルマーカー試験があります。今回はダブルマーカーの方をされたようです。

普通に腕から採血されるのと同じで、さほど痛くもなく何も準備は必要ありません。日本では任意のようですが、私はVinmecのパッケージに申し込んでいるわけでもないのに自動的に受けるよういわれました。(費用は単発で1万円前後だったように記憶しています)ただし受けられる時期が妊娠15~18週と決められているようです。

 
母体血胎児染色体検査(新型出生前診断:NIPT)とは?

(私は受けてないなのですが、ご参考までに)

こちらも妊婦さんから20mlの血液を採取して行います、しかし違いは血液中を浮遊している赤ちゃんのDNA断片を分析することで、赤ちゃんが21トリソミー・18トリソミー・13トリソミーであるかどうかの可能性を検査するそうです。(13トリソミー:パトー症候群)

しかしこれを受けるには以下の条件をクリアした上に高額な費用がかかるようです。

  • 高齢妊娠の方(分娩予定日に35歳以上の方。凍結胚による妊娠の場合は、採卵時の年齢が34歳2ヶ月以上の方)

  • 過去に21トリソミー・18トリソミー・13トリソミーのお子さんを妊娠あるいは分娩したことがある方

  • 赤ちゃんが21トリソミー・18トリソミー・13トリソミーをもつ可能性の上昇を指摘されている方(超音波検査や母体血清マーカー検査などで可能性の上昇を指摘されている場合や、ご夫婦のいずれかが上記染色体にかかわる転座保因者である場合など) 

上記の対象以外の人が日本国内で受ける方法はもあるようです。

一般的なNIPTの場合は先述の通り35歳以上しか受診できませんが、「Serenity」という出生前診断であれば年齢を問わず受診できます。

 

日本国内では東京の八重洲セムクリニックと大阪の奥野病院の2箇所しかありません。

 

出生前診断は病院で検査を行うのではなく、外資系の検査機関に委託するため、どの病院でもほぼやり方は同じになります。そのためほとんどの病院での価格も同じで、20万円前後になるからです。

 

こちらハノイでは、30~40代に駐在・転職でいらっしゃる旦那様が多く、その奥様となると20代後半~30代後半で渡航され、こちら第一子・第二子という方が多いようです。

30代を過ぎると何かと心配が多いので、血清マーカーだけでも簡単に受けられるのは非常にありがたいことです。

 

胎児の精密検査が信頼できる→不妊治療も進んでいる

また、こちらの病院では不妊治療も積極的に行っているそうで、ベトナム人も外国人もたくさんの妊娠出産例があると聞きました。

特にベトナム人は「結婚はまだか」「子供はまだか」「次は男の子だ」などとストレートに親や親戚、ご近所に言われる社会のため、日本人よりも早く計画に出る人が多いようです。

 私たちは今回たまたまは治療にお世話にならずに定期健診のみ利用しました。しかし、いつお世話になるか分かりませんし充分に可能性があります。日本で休職して辛い不妊治療に高額の治療費を費やしてらっしゃる方など、一度こういった海外での不妊治療にもアンテナを張ってみると、何か人生が変わる可能性もなくはない・・・のかな?と思ったりもします。

ただそのために移住するにはリスクが大きすぎますが、そんな時は我々Vietijuu夫婦を訪ねて下さい。ローカル生活ならサポートは少しならお役に立てそうなフェーズに近づいている・・・かも・・・?です。

 

⑥へ続く

(よめ) 

 

 

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