東南アジアで出回っている果物ですが、日本ではお目にかかれないのでご紹介。
見た目は亀の甲羅みたいにボコボコしてちょっと奇妙ですが、中は豊かな甘みが広がるクリーミーな果物です。
ハノイでは「Na」と呼びます、ホーチミンでは「Mang Cau」と習いましたが。
シーズンになると市場に出回ります。安くて1kg=20,000VND(100円)、高ければ1kg=50,000VND(それでも250円)という安さです。
私は今回、社内のスタッフから買ったのですがややお高めの1kg=50,000VNDでした。地元の農家から直接送ってもらったオーガニックのものだそうです。
ひとつひとつ湿気をキープするため新聞紙に包まれています。枝がついたままなのがかわいいですね。
外側の緑の皮に、黒い斑点が出るまで常温で放置します。
そして鱗のようポロポロと手で剥きます。向いた皮にけっこう果肉がついていっちゃうので、生ごみはこんもりと。。。
丸かぶりしてもよし、切って食べても良し。
皮に亀裂が入るくらいしっかり熟させて食べると、本当に甘くて濃密な香りがたまりません。英語名のカスタードアップルというネーミングがピッタリだなぁと思います。
生でも美味しいですが、カフェでシントー(練乳入り)として飲むのもいいもんです。ただし旬の季節にしか作れません。どのカフェでも生果物から手作りしたジュースばかりです。
ただ中にけっこう大きい種が入っているので、除けながら食べないといけません。果肉の最小単位に一つ種が入ってる感じです。
全部種を出したらこんなにも・・・。
剥き方動画
日本にない果物なので、なかなかイメージしにくいと思います。むき方を解説した動画を作成したので、こちらを参考にご覧ください。
ベトナムの他、南国の至る所で食べられると思います。また、これ(直径10cm以下)よりかなり大きい「バンレイシ」(直径20cm以上)と呼ばれる緑の果物も同じく「Na」「Mang Cau」と呼ばれます。
断面は似ていますが、バンレイシはもっとさっぱりした味で酸味が感じられます。どちらも美味しいですが、このお釈迦さんの頭のような小さい方の「釈迦頭」の方が私は好きです。
もし市場やスーパーで見かけたら手に取ってみてください。黒いのは傷みではなく食べごろのサインです。
(よめ)
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