どうなの⁉夫婦でベトナム移住って

異国で住む・働く・遊ぶ・育てる。家族でつづる旅と日常の間。実験的日本脱出記&雑記

連続ブログ小説「健康で文化的な最低限度の通勤」第1話 ~渋滞ノイローゼ。満員電車ならぬ満車道路~

電車のないベトナムでは、安全にかつ安定的に通勤できる手段を得るのに苦労します。本シリーズでは、わたし(よめ)が2年を通して、ベストな通勤手段を得るために奮闘した記録をお届けします。ベトナムの交通事情はもちろん、ベトナム人との交渉ノウハウ、彼らの損得勘定や価値観までが見えてくるかもしれません。在住者目線でよりディープなベトナムを体感ください!

 

 「第1話」

ベトナムへ移住して1年半以上専業主婦がったこの私が、日系企業のフルタイム現地採用社員になった。まだ半月も経たないけど、仕事と家事にかなり疲弊している。いや、家事は捨てている。仕事は優秀で親切なスタッフに囲まれて楽しく天国だ。そう、疲れの90%は通勤だ。
会社までバスも通っているけど、結局タクシーやバイクタクシーがないとアクセスが悪い。通常は40分で着くけれど渋滞やタクシー待ちで1時間を超える場合もある。
私の家からは、大渋滞するタクシー通行禁止の橋の手前にバスに飛び乗り、大河を渡らないとハノイ市街地に出てこれない。そしてハノイ市街地でタクシーをつかまえるという段取りで通勤している。(この当時配車アプリはまだ浸透していなかった)

かつて日本で往復で電車8回乗り換え、3時間半超で上手く座席を確保し睡眠時間も5分刻みで確保できた。吊革に捕まりながら課題もこなせた。ベトナムであろうが片道1時間なんて余裕だろうと気軽に入社した。

ところがベトナムでは渋滞も交通マナー違反も影響して、何に乗ってもstop&goの連続。「絶対1台もバイクに横入りされるものかー! 」という急ブレーキ急発進のシェイキングに振り回される。
バスの中でも嘔気を催すベトナム人も多い。私も毎日タクシー酔いとバス酔い。日本の電車の安定感、タクシーの穏やかな運転は神業だったと感心する。

アパートの更新日もまだだし、住環境としては今の家は気に入っている。となるとこの通勤が毎日、何年も続くのかーと思うとゾッとするというか嘔気だけにオェっとくる。

渋滞の景色、車内の揺れ、バスの遅延、タクシーの確保、このどれもが大変なのだが、一番大変なのがタクシー確保だ。約30分ほどの道のりをベトナム語で指示したり、渋滞を回避しようと道を間違えたり、うかうか後ろで寝ていられない。毎日違うドライバー、毎日ちがうベトナム語、急に雨!全部満車!。。。「今日は無事に時間通りに会社へ到着できるのか!?」と毎日ヒヤヒヤしていた。

そんな中、あるタクシードライバーの青年との出会いで希望の光が見えた!!

 

第2話へ続く。

 

(よめ)

 

 写真は最寄りのバス停まで向かう歩道。
どこが歩道かって?
手前の車が通ってない幅広いスペースは実は全部歩道です。
中央で横向いてるお兄ちゃんUターンしようとしてるツワモノです。

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