ベトナム在住の方はよくスーパーで見かけるお菓子。
亀田製菓のベトナム企業との合弁会社である THIEN HA KAMEDAから発売されているお菓子。「ICHI」について。
日本の「歌舞伎揚げ」や「ぼんち揚」に似たような懐かしい味で、なおかつベトナム人が好きなハチミツ味が合わさって大ヒット商品となっています。お土産としても逆輸入みたいでおもしろいセレクトかもしれません。
しかし今日はその紹介ではなく・・・
やっちまったなぁ!コピー商品の紹介です。
これまた堂々と。パッケージも商品を中央に配置し蜂を飛ばしている時点で完全にパクりにかかっています。真正面から堂々と来た感じですね。
それでは中身も比べてみましょう。
同じよな個別包装。手がべたべたなりにくくていいですね。
形や大きさ、焼き加減もいい感じにパクりあがっています。
まずは元祖「ICHI」から。
個包装のパッケージは実は一番シンプルなんですが、中央におこげが見えるように、醤油の味がしっかり染みてコクのある甘さがジュワっと舌に広がります。ドライマウスの方は口の中があまじょっぱい潤いで溢れることでしょう。
続いてパクリ商品「YUKI HANA」です。
ベトナムではまるで日本語の代表のように「はなゆき」という言葉をよく見かけます。だいたいネーミングの主はベトナム人です。
さてお味は・・・
あっさり、さっぱり。これは悪い意味ではありません。ベトナム料理も平均的に日本料理に比べて塩味が薄い傾向にあります。このお菓子も薄味ながらもちゃんと醤油とハチミツの甘味があります。塩気が抑えられているだけに甘味の方が強く感じられるかもしれません。
あと必要ない要素かもしれませんが、これはお皿状に反り返った形ではなく平らです。上あごが傷つきやすい人には食べやすいです。(私はよくフランスパンで上あごズルむける体質なので)
そして最後にパクリ商品の「Richy」です。
イチよりリッチと言いたいのでしょうか。中の個包装も一番お金がかかってそうです。
焼き加減もきれいで、厚みがしっかりあり、サクっとした食感です。味はYUKI HANAよりやや濃く、ICHIの次に味わい深いという感じです。
ただツッコミたいのが、大袋のあけくちです。。。
一生開けられません。
この切り口の延線はまだ密着部分です。結局はさみが必要です。個包装のパッケージにこだわる前に、まずここから日本製品を見習いましょう。
何かと日本や海外のアイデアをマネするけど最後までクオリティーを追求しないベトナム。まだまだ外資系のチャンスは多いですね。
(よめ)
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