本日ご紹介するベトナムスイーツは、
「Sữa chua nếp cẩm」=「スアチュアネップカム」
と呼ばれるヨーグルト。しかしなんとヨーグルトだけではなく、なんと「赤もち米」が入った何とも味が想像し難い和洋折衷な不思議な一品です。
こちらはBa Vi地方の商品ですが、他にも「MộcChâu」(モックチャ)という地方の名産品でもあります。どちらも高山地・高原がありますので、乳製品の生産に力を入れているようです。
またモクチャウではイチゴなど、涼しい地形だからこそ栽培できる青果も採れるようです。
今回はBa Viの商品を食べてみました。
どこのスーパーでも必ず1種類は売っていると思いますが、謎な外見で手をつけていない人も多いでしょう。
横から見ると、きっちり2層に分かれています。上はもちろんヨーグルトで、下がお酒の原料にもなる「 nếp cẩm(ネップカム)」です。
(ヨーグルトが上だったり下だったりはメーカーによって異なるようです)
容器の外からは黒く見えるので、私は最初はイカ墨みたいな物を想像していました。
さて、勇気を出して中を開けてみましょう。
餡子かな?と思うよな粒々としたお米が、底から出てきます。
お味は・・・
まず、甘酸っぱいヨーグルトの酸味と甘み、
そして、もち米の部分は餡子とは似て非なる優しい甘みとコリコリプチプチとした歯ごたえ。そしてお米の味がしっかりとします。
語弊を承知で表現すると、「おはぎ」です。しかしそこまで甘くはなく、ヨーグルトの酸味でさっぱりした印象です。
最初は「ご飯とヨーグルト?おえー」っと気持ち悪くて食べられない方もいるかもしれません。
しかし、2個目、3個目と経験を重ねるごとに、この不思議なハーモニーの虜になります。
我が家では食後に子供用の無糖ヨーグルトを常備しています。
しかし、このもち米ヨーグルトがある時は、子供に黙って親がこっそり楽しみます。
掴み食べと残骸の処理・片付けが終わったご防備として、「おっと」と「よめ」がベビーラックの真後ろで、ビデオに夢中の子供に隠れてコソコソ食べるのが楽しみとなってきました。
また日本で一般的ではないベトナムグルメをレポートしていきたいと思います。
(よめ)
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