どうなの⁉夫婦でベトナム移住って

異国で住む・働く・遊ぶ・育てる。家族でつづる旅と日常の間。実験的日本脱出記&雑記

チュングエンコーヒー店内、ブックカフェじゃないのに本の陳列の癖がすごい!「すゝめ」を「薦め過ぎ」

ベトナムでは街中バイクの騒音で騒がしい国ですが、ベトナム人は一歩カフェや家に入るとお茶やコーヒーをゆっくり楽しむ時間を大切にします。

日本でもコーヒー好きの間でベトナムコーヒーがどんどん広まっているようです。先日ご紹介した有名な商品「G7」を作っているチュングエンコーヒーは、ベトナムでは街中にカフェを展開しており、薫り高い様々な等級のコーヒーを提供しています。

今日はそのカフェの雰囲気をご紹介したい・・・と思っていたのですが、コーヒーよりも気になってしまった店内のインテリアにフォーカスを当てることにします。

 主役はコーヒーではなくこちらの本、

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窓辺に丁寧に並べられていますが、やたら多いです。その一冊を手に取ってみると・・・

なぜかチャーター便に乗り込む欧米人家族。これはインスタントコーヒーの「G7」のパッケージとも類似します、チュングエンコーヒー側がデザインした表紙なのでしょうか。「ハイクラスな人は世界を駆け回り、このコーヒーを飲み読書する」なんとなくメッセージ性を感じます。

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気になる本の中身はというと、 

Fukuzawa Yukichi「khuyến học」=学習の奨励 つまりこれは福沢諭吉の「学問のすゝめ」です。

ベトナム語翻訳された書籍のようです。
素晴らしい名著であります。
ただなぜ、チュングエンコーヒーがこれをそんなに薦めるのかは謎です。とりあえず、薦め過ぎ具合をご覧下さい。

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うん。お花と一緒に並べて、可愛い。

  「カフェで読書」・・・コーヒーを販売するだけではなく、カフェのお客様への楽しみ方の提示、分かります。なんか本を持ってカフェへ行きたくなりますよね。

しかし、本が多いかな。。。並べ方がちょっと遊びがあるかな、センスがあるというべきかな・・・

他にも、小窓にさりげなく陳列芸が光ります。

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ずらし技!段差違いで立てていく、頂点は読みにくくなりそうな癖の付く開き具合!
ベトナムのお寺を思わせるアジアンな陳列です。

本で遊んでいる・・・いやいや、そんなことないはず。

上品に、コーヒーの味や香りだけではなく、カフェの雰囲気や本を読むという贅沢な時間を演出する、ローカルカフェとは違うステータスを確立する・・・

分かります。
だから本を飾るんですよね・・・ただ、

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互い違いに、段差を付けて、斜め立て、ねじり上げてみたと思えば、真ん中にハート♡

いやいや、ハートは本が完全に反り返っているでしょう!(固定させるために相当グイグイやったはず・・・)

ま、まあ。最近ではローカルでも小洒落たブックカフェが増えています。読むかどうかは別としてとにかく本を置いているカフェはお洒落なんです。

ヒマワリの種を食い散らかすオープンカフェとは別格なんだ!という格式を見せつけたいんですよね。

しかし、や、ちょっと。こっちはもっと。。。

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飾り棚の左右の並びも、奥から手前から一段ごとに交互にして細かな演出です。
ただもう一番上にお花飾りは、ページに癖つきすぎて読む気ゼロでしょ!
ほいで最後にまた♡よ・・・

ベトナムは料理の野菜飾りもケーキのデコレーションも凝っており、日本のように「自然の美」よりも作られた「ジャジャジャーン」な美的感覚が根強いのです。

悪気はなく、遊び心でここまで学問のすゝめを薦めてくるのです。

一度、ベトナム国内で本物のチュングエンコーヒーと「すゝめ」の陳列をご堪能ください。

※本記事の写真の店舗は閉店しているようなので、上記の店舗を参考に貼っておきます。

 

よめ 

 

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