よめです。
先日、子供向けのレトルトお粥についてご紹介しましたが、なかなか店によっては売っているお店も限られます。そこで今日は、お土産の変わり種にもなる完全ローカルの粉末お粥をご紹介します。
即席麺とほぼ同じ存在感
日系スーパーや大手スーパーにまで行かなくとも、ふっと路地にありそうな小売り店(パパママショップ)に必ずといっていいほどありますが、実は気づいていない日本人も多いのです。
一見、スープにも見えるパッケージが多いのですが、中はお湯を入れるだけで簡単にお粥が作れる粉(顆粒のようなフレーク)が入ったインスタント食品なのです。
朝ごはんにサッとオフィスでお湯を入れて食べているベトナム人社員もいます。
特徴①ベトナム粥のお味
前回のお粥記事でも書きましたが、日本人が想像する病人食のお粥とは大きく違います。それはまず、
「味が濃い」
です。中にはお粥となるフレーク状の粉末以外に、インスタントラーメンのように「粉末調味料」、そして「油」、さらに「コショウ」が一緒に入っています。味はもうインスタントラーメン(フォーやブン)のような、肉出汁のスープと合わせたようなしっかりとした味になります。塩だけの上品な日本のお粥とは全く別の料理だと感じるでしょう。
なので、栄養的にどうアレンジするかを考えてみると
- 「油ぬき」=お腹(下腹部)の調子が悪い時
- 「コショウ抜き」=胃の調子が悪い時
- 「調味料抜き」=高血圧の方・味がしっかりしたおかずと一緒に食べる時
といったように調子に合わせて加減ができるのではないでしょうか。
特徴②ベトナム粥の形状・食感
そして味以上に袋を開けた瞬間に驚かれるのが、
「お米の形状が残っていない。のり・ペースト状態」
という外見です。見た目で拒絶反応がある人にはもうそれ以上おすすめはできませんが、意外と助けてもらえる場合もあるはずです。これまた症状・状況別に考えると、
- 喉・扁桃腺の腫れで飲み込み困難
- 歯やあごの不調で噛めない
- 忙しすぎて噛む時間がない(※熱さが邪魔するので一気食いは無理です)
- お米が切れた時(大雨で買いに行けないなど)
私は1と4でお世話になった事があります。ハノイは湿気が多いため、我が家ではエアコンや除湿器を稼働しすぎて気温上昇し、一気に部屋が乾燥して扁桃腺を3回ほど痛めた私。死ぬほど痛いので、自作のお粥では粒が痛すぎて飲み込めませんでした。
病院では「ペースト食」といってミキサーにかけてしまう食事があります。あれを心から欲した記憶がよみがえります。
コロナ騒動でも、お天気の都合でも、買い物ができない時の非常食として常備しておくといいですね。
旅行者にはお店で、土産の変わり種でも?
ベトナムといえば「フォー」しか知らない日本人はまだまだ多く、これから「インスタントビーフン(Bun)」「インスタント春雨(Mien)」に続いて、ぜひ「インスタントお粥」もネタの一つに入れて見られてはいかがでしょうか?麺類とちがって割れることがないので、軽くて持ち運びやすいのも特徴です。
食べ方もインスタント麺と同じで手軽です。
しかし、旅行で来られる方は美味しいお粥やさんが屋台から専門店までたくさん軒を連ねています。過去記事もどうぞご覧ください。
よめ
↓ 人気のベトナムブログ、ハノイブログはコチラ