どうなの⁉夫婦でベトナム移住って

異国で住む・働く・遊ぶ・育てる。家族でつづる旅と日常の間。実験的日本脱出記&雑記

途上国に日本のモノサシを持ち込んでいては中韓に勝てない

Yahoo!トップニュースにプラスチック製品製造メーカー天馬株式会社の子会社がベトナムの公務員に裏金を渡していた事実に関するニュースが取り上げられていました。
(天馬のプラ収納ケースは我が家で重宝してます)

 

ベトナム公務員に現金と自主申告 「天馬」の現地子会社

https://news.yahoo.co.jp/articles/0afab0ab3f04f9b8901deaaa947104f217e500df

 

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天馬の株主優待Quoカード

事のあらましは、「2017年と19年、税務調査を担当した現地公務員に計約2500万円相当の現金を渡したことを、東京地検に自主申告した」というもの。

 まあ、よくあること、というか、ベトナム及び東南アジアでビジネスをするなら当然です。

このニュースのヤフコメを見ても、賄賂の供与を容認する意見が目立ちます。

  「天馬本社によるとベトナム子会社「天馬ベトナム」は17年6月、現地の税関局から約17億9千万円相当の追徴金の支払いが必要だと伝えられた。子会社は「調整金」として約1千万円相当を調査リーダーに現地通貨で渡した。19年8月にも約1500万円相当の現金を提供した。」

約17億9千万円相当の追徴金の額が言いがかりともいえるような設定かもしれません。それに対して、17年に約1千万、19年に約1500万円支払って見逃してもらったというわけです。

ベトナムでは、公務員の給料が極端に安いので、彼らはこういう裏金で生計を立て、私腹を肥やしています。そんな仕組みに外国人が口を出しても変わるわけがありません。ベトナムの自浄作用に期待するしかないですが、共産党の1党独裁で政権交代がないので、腐り続けるでしょう。そんなところで、日本と同じやり方をしていては、ビジネスが進まないし、中国や韓国との競争に決して勝てません。"商売"として、抜け目なく。日本企業には頑張ってほしいです。

 

ただ、そんなことは天馬も当然分かっていることでしょう。なのに今回は自己申告をした。どうしてか。同社のIR資料で再発防止策として「創業家の排除」とあります。おそらく、創業家と現勢力との権力争いのゴタゴタから生じたのでしょう。

https://www.tenmacorp.co.jp/dl/?no=1569

 

「外国公務員への贈賄を禁じた不正競争防止法に抵触する可能性がある」ようですが、寛大な措置を期待したいところです。

 

(おっと)

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