どうなの⁉夫婦でベトナム移住って

異国で住む・働く・遊ぶ・育てる。家族でつづる旅と日常の間。実験的日本脱出記&雑記

(奥さんもできる)家族帯同ビザ発行&レジデンスカード取得!渡航前の準備とは?(大阪編)

今日はめずらしく「よめ」が手続き記事を書きます。

それは私自身が正社員としてベトナムで働き、子供を扶養家族として滞在許可を会社からとってもらうためです。(「おっと」は起業手続きでややこしいため、よめの職場に申請することになってしまいました。離婚ではありません 笑)普通は、旦那さんが会社側にお願いして奥さんとお子さんのレジデンスカード準備をすすめてもらえるでしょう。

駐在員の方だと日本側の総務サポートがあるかもしれませんが、ベトナム現地社員の場合は誰からもアドバイスがなく、事例のないベトナム法人では日本人社員から手続きを促さないといけないケースもあります。当然です、ベトナム人はする必要のないことなので。

アルバイトなら戸籍謄本の写しだけ持っていけばベトナム側の魔法でうまくやってくれるのかと思っていましたが、正式ルートはそうではなかったのです。最短でも9日は必ず要するので、ベトナム側のゴタゴタを想定して2週間前には動き始めましょう。

 

 

①なんと戸籍謄本を外務省にて認証が必要(最低2日)

まずはじめに、「就労者(働いている旦那さん)と連れていく家族(奥さんや子供)との家族関係を証明する書類」を準備してください。私は戸籍謄本を準備しました。その書類自体が公的なものだと思い込んでいたんですが、なんと国外で使うためには外務省の認証が必要なんです。

なのでいきなりベトナム領事館などへ行かず、役所の次に外務省へ行きましょう!とはいっても東京ではなく大阪に分室がありました↓

https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/local/osaka/map.html

※営業時間 9:15~16:00

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ただし注意していただきたいのは、認証された書類は即日受け取りできないのです。なので、何度も行けない遠方の方は当館1階のコンビニでレターパックを購入して窓口へ行きましょう。

すると翌日に外務省から直接お宅へ郵送してくださいます。

※実は私は知らずにまず領事館へ行きましたが、そこで①の説明はあまりしてくれませんでした、通りすがりの女性に教えていただいて①を済ませることができました。しかも領事館職員は①が即日でできると誤った情報を言いました、ギリギリに行かないよう気を付けましょう。 

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 ↑このメモをくださった女性に感謝です。。。

 

②さらに在大阪ベトナム領事館(東京は大使館)で①の認証も必要(30分)

①でやっと戸籍謄本が日本で認められた書類になりましたね、そこでやっとベトナム領事館(日本にあるけどシステムはベトナム)で扱ってもらえます。

http://www.embassyin.jp/viet-nam/

領事館の職員は外務省の認証スタンプを見て、領事館の認証印を押印してくれます。この時、英語しか話さないベトナム人職員でも「ニンショウイン?」と聞いてくれるのでご安心を。

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 ↑こちらはサンプルです。こんなイメージの丸いやつが押印されていたら安心です。

 

③ベトナム国内にて許可番号(招聘状)を発行してもらう

ここからは、雇用主であるベトナム法人にコンタクトをとります。駐在員の旦那さんや総務の方にお願いし、②の状態の戸籍謄本をスキャンデータにして送りましょう。(この時に全帯同者全員のパスポートスキャンデータも)これはベトナム語翻訳できていなくてもベトナム側でやってもらえるはずだそうです。

そして、認証され、翻訳された戸籍謄本をベトナムの総務の方に申請してもらいます。ここでどんな種類のビザが誰に与えられるのか、就労者の労働許可は現地労働局・滞在許可は出入国管理局によって決められます。ビザの発行場所である日本の大使館や領事館が決められるわけではないので、しっかり現地法人と連絡をとってください。

個人情報の提供から早ければ一週間程度で入国の取得許可番号が記載された招聘状が送られてきます。

 

④やっと在大阪ベトナム領事館でビザ発行してもらえる

ベトナムから送られてきた招聘状データ③をプリントアウトして、パスポートをもって領事館へ行きましょう。

ここからは、観光ビザなど一般のビザ発行と同じ手続きです。

下記からもオンライン申請ができます

ベトナムビザ取得案内 | Embassy of the Socialist Republic of Vietnam in Japan

が、何かと疑問が出たりたりやりにくい場合は手書きが一番です。上記サイトのこの↓部分(黄色いマーカー部分)からダウンロードして記入しましょう。

 

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なかなか失礼な日本語な上に電話がつながりにくいイライラしてしまう領事館です。実はEメールで申請書データを前日までに送ると、即日発行料金をとられない(翌日だと2000円安い)そうですが、あまりEメールをチェックしていないそうなので結局電話連絡が必要です。

私は今まで何かと足を運んでいますが、多少待ったとしても当日申請当日受け取りをしています。交通費が2000円以上かかる方なら当日受け取りでも高くないでしょう。

 

⑤そして最後にレジデンスカードの発行

④まではビザをパスポートに貼ってもらうだけでしたが、ベトナムに年単位で滞在するには「レジデンスカード」と呼ばれる滞在許可証が必要です。水色の写真付き証明書でラミネート加工されています。3か月などビザが切れた後でも、滞在日数を気にせずベトナムに住むことができます(就労ビザなら2年が最大)これは空港でパスポートと一緒に必ず見せないと入国できませんので紛失しないようにしましょう。

こちらもやっぱり現地の総務スタッフに頼んで、ベトナムの出入国管理局にて申請してもらわないといけません。(現地のコンサルに有料で頼んでいる可能性もあります)

今回、私は社員ということで会社負担でやってもらいましたが子供の手続き費用は自己負担しないといけませんでした。その額なんと3,000,000VND!!(約15,000円!)現地の物価と比べなくてもかなり高いですね。日本でのビザ代も合わせると3万円超えです。(この額に袖の下が含まれていたかどうかは謎です)

まだまだ現地採用が家族で住むには厳しい環境です。

以上、奥さんが現地採用社員として働くことになってもできる家族帯同ビザ・レジデンスカード申請でした。

ふぅ~。。。

 

(よめ)

 

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