どうなの⁉夫婦でベトナム移住って

異国で住む・働く・遊ぶ・育てる。家族でつづる旅と日常の間。実験的日本脱出記&雑記

ライチのシーズンで思い出す行商人との格闘「ぼったくりGメン、現場を押さえる」

少し前の話になりますが、今日は行商人の話。(笠帽子をかぶって天秤棒や自転車で売り歩いてるおばさん達)

毎年5~7月になると、ベトナム北部ではたくさんのライチ(Vay)が収穫され出回っています。
毎年、日本では食べられない枝付き生ライチを束買いするのが楽しみな私は、美味しそうなライチを見ては値段を聞いて歩いていました。事前にベトナム人の同僚から最近の値段相場を聞いておきました。
普通なら1kgで4万ドン、高級品種なら1kg6万ドンが今年の相場だと。いつも行くスーパーでおいていなかったので、我慢できず近所の行商人から買ってみようと話しかけました。(会話は全てベトナム語)

私 「お姉さん、これ1kgいくら?」
行商「おいしいよ~、一個食べてみて!」

一粒差し出された小ぶりのライチを食べたがそこまで特別おいしくない。でも安いならいいかと思って再度きいた。

私「もし1kgだけ買ったら値段はいくら?」
返事をせず、重さも量らず袋に入れ始めた。どうみても2kgはある量。

私 「私は買うなんて言ってない。値段を答えよ」
行商「1kg7万・・・」(めっちゃ小声で)
私 「はぁ!?たっかー!!!」(このリアクションが重要)

分かっているけど腹が立った。外国人だからできるだけ高値でふっかけてきた。こちとら旅行客ではない。こういう買い物のためにベトナム語学習にもお金を費やしてきたのだ。
ふっかけるのは英語で売る時だけにしてほしい。

私 「あのね、私もう3年以上ベトナムに住んでんの。去年の値段も知ってるし、最近の値段もベトナム人から聞いたんだよ。もっと安く買えるでしょう?1束だったら2kgでしょう?だったらいくらにできるの?」

行商「1kg6万・・・」(まだ小声)

それじゃあ1束12万ドン、本来の相場で換算したら8万ドンなのに・・・と思ったら悔しくなった。けど怒るのはまだ早かった。この時、ちょうど私達のいる路肩に一人のベトナム人主婦がバイクで乗り付けて値段を聞いた。

主婦「Em oi! qua vay 1 K bao nhieu tieng a ?? 」
行商「1K 60,000...」(また小声)
私 「はぁ~!!??」

みなさんも、数字さえ聞きとれたら上記の会話がお分かりなるのではないでしょうか?私は書き起こせるレベルにクリアに聴解できていましたので怒りが爆発した。
なんでベトナム人には最初から私が値切った値段で交渉を始めるの!?そしてそのバイクの主婦は無言でバイクを発進させた。つまり話にならないのだ、高すぎるという証拠だ。
そして、よく堂々と買い物中の客(私)の目の前でウソの値段言えますな!せめてその主婦にも最初は7万ドンって言いなよ!
というか、最初から小声なのも他の通行人のベトナム人に聞こえないようにするためでしょうが!気前のいい自信を持ったおばちゃん達はだいたい大声だ。買っていく客との値段のやり取りでさらに次の客を引き寄せられる。
この後、もちろん上記の思いを一言の嫌味にして立ち去った。

私 「Em hieu tieng Viet roi」(私はベトナム語が分かった)

普通の外国人なら最初から無言で離れるのだろうけど、私はこうして日々の会話力を上げている。もちろんこのネタは翌日同僚に全部話して爆笑をいただくのだ。そうしないと何か元が取れない。

ちなみにその数日後に、同じ通りの別の場所で、優しい顔立ちの別の行商人に声をかけたら最初から4万ドンだった。内心の「ほらね」が体から溢れ出した。
多めに買ったので値切れば安くなる可能性があったが、気持ち良い対応だったのでお釣りも多めに払ってお互いお礼を言って別れた。
こういう人からなら少し高くてもまた買いたいと思う。
買ったライチは本当にみずみずしくて甘くて美味しい☆

 (よめ)

 

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 枝付きで買えるので、少しずつ切り離して冷蔵庫に入れていきます。

 

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