新型コロナウイルスの市中感染を見事に抑えたベトナムでは、5月から通常の経済活動が再開し、6月には国内旅行のキャンペーンが続々と打ち出されました。我々「おっと・よめ・こども」で、7月のコロナ再発騒動の前に運よく旅行をすることができましたので、こちらにシリーズとしてまとめていきたいと思います。
まだまだ夏休み本番で旅行計画中だった人も多いようで、早く終息することを願います。。。
3泊4日のダラット旅行。
ホテルを満喫する旅ということで、2日目にホテルが手配してくれる半日ツアーへ申し込みました。半日とは思えない濃厚な内容だったので、2回に分けてレポートいたします。(前半はこちら)
D:クレイジーハウス
ダラットに来たら、必ずチェックしてほしいホテル。
ここはもう、スペインのグエル公園?そして建築中を公開している様はまるでサグラダファミリア?といった、魅力もツッコミどころも満載の不思議な建物でした。
チケットカウンターで入場券を買います。
ここは宿泊施設であり、ブッキングサイトなどから予約して泊まることが可能です。
しかし中を見れば泊まるどころかチラっと見ただけでもお腹いっぱいになってしまいます。
なんとこの建築家は女性であることにもびっくりですが、さらには有名な政治家(共産党のトップ?だった)の娘さんだということ。北ベトナムの政治家と言えば、日本よりもさらに保守的な印象があるので、芸術の道へ進ませたこの父の決断は偉大ですね。
2011年時点でも「完成はしない」と言った通り、2020年でもまだ改築・増築が続いていました。
ここだけでも半日過ごせそうなクレイジーハウス。動物園と庭園とお化け屋敷、アスレチックを合わせたような空間です。ここは来る前はそこまで期待していませんでしたが、結果的に一番濃厚な場所だったと思います。
E:ダラット駅
続いてはインスタ映えスポットとして、みんな写真だけ取りに来るダラット駅。現在は列車は走っておらず、一本だけが短距離で観光用に運行しています。
雨が降り出して急に気温も涼しくなり、夫と眠ってしまったこどもは車に残して私だけが撮影へでかけました。
単線の列車にも乗ってみたかったのですが、駅や列車の写真だけでも充分に楽しめる無料スポットです。
F:Thien Huongレストラン
半日ツアーなので、ここまででやっと昼食です。もう夕方くらいの気分でした。眠った子供を椅子に寝かせようと置いたら飛び起きました。
ガイドさんに、「アーティチョーク料理が食べられるお店」とだけリクエストして連れてきてもらったベトナム料理店です。
ダラット料理をよく調べておらず、店員さんに聞きながら野菜の多いメニューを注文してみました。
花の中をほじくるように食べると、やわらかいお芋のようなホクホクとした食感の果肉が味わえます。スープは塩味と一緒に煮込んだ豚の骨から出る出汁。
大皿料理ばかりのため、大人二人では2品でも余ってしまうほどでした。
ツアーの料金
さて、ここで旅のおさらいです。
- ホテルへ支払ったツアー料金=1,800,000VND(約9,000円)※大人2名
- ホテルスタッフ(ガイド・車代)
- 滝の入場料 120,000VND
- クレイジーハウス入館料 80,000VND
- 自分で払った追加料金=790,000VND(約3,950円)※大人2名+子供1名
- ケーブルカー 160,000VND
- 滝へのローラーコースター 300,000VND
- 昼食代 330,000VND
- 合計=2,590,000VND(約12,950円)
今回は半日ツアーですが、我が家のためだけに動いてもらうというプライベートツアーだったために少々お高くなりました。
しかし、行きたくない所はスキップできたり、子供を車の中で寝かせて親が別行動させてもらえました。2人の添乗員が同行しているため贅沢な時間の使い方ができ、小さい子供連れには非常にありがたかったです。
さらにここに含めていませんが、帰る道中におススメの地元ベーカリーを教えていただき寄ってみるなど、スタッフのサービスは最高でした。
そして最後に驚きだったのは、私服を来て英語を話すガイドさんが外部の旅行会社の方かと思い込んでいたのですが、翌朝に「hello!」とこどもの名前を呼んでカートを運転していた時に、「あ!普通にホテルの従業員だったんだ!」と気づきました。
ハノイとの違いやダラットの特徴なども彼から学ぶことも多く、こういった自分の居住地域とはちがう地方のベトナム人と交流できる機会も素敵な思い出となりました。
次回は、その他の市内レストラン・カフェについてレポートいたします。
(よめ)
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