「独立・自由・幸福」ベトナム社会主義共和国が掲げる3つの理念。
今日も転売ヤーは自由にモノを転売し、どこにも属せず独立してビジネスしています。
彼女たちはそれでお金を手にして家族と幸福を追求するのです。
ここは大手チェーンスーパーの「BigC」。郊外の大型店舗のためベトナム人にとっては週末の買い出しで行くような所。なので平日にここのパンを食べたくでも、ちょっと遠いなという感覚の人が多いようです。
奥で作業している製パンコーナーの従業員は、この買い占めにうんざりしており、大量に袋を求めてくる転売ヤーのおばちゃんに袋を譲りません。
しかし従業員が奥の作業に戻った瞬間に、束ごと袋を奪う転売ヤーなのです。これで包装費用もゼロで転売できるのです。
多量に買うと1本7,000ドン(35円)で買える巨大バインミー。これを、スーパーから離れたエリアまでバイクで売りに行くと1本10,000ドン(50円)で売れるようです。焼き立ては本当に美味しくて店の中でかじってしまう人も多いです。(冗談抜きで)
子どもが土足で乗るカート。( しとしとぴっちゃん しとぴっちゃん、の子連れ狼みたいに)そこに素でパンを入れています。焼き立ては熱が逃げていないため、ぐにゃっと湿らないよう蒸気を開放しているようです。衛生面以外の品質管理は完璧。
このようなバインミー転売ヤーは無駄に店に待機しているわけではなく、焼ける時間になったら活動し、サッと焼き立てを売りさばいて昼寝しに家に帰ります。
利益3,000ドン(15円)ですが、1時間で50本売れれば90,000ドン(450円)。英語を話して外国人家庭でメイドをするのと同じような時給ですね。
街中でこのフランスパン山積みのバイクを見かけた時は、BigCパンコーナの従業員との闘争を思い出してしまいます。
よめ
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